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菅原孝標女とは特に関係ない
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おめでとうございます。

いえ、おそすぎますね。既に明けて半分過ぎております。

とりあえず、生存報告だけをさせていただこうと、思った次第ですよ、ええ。

さて、昨年の10月に新作を脱稿しまして、今は何をしているかといえば、二月にまた賞があるのでそれに向けて書いているのです。現在ワードで109ページ。大体330枚ほどですね。

このままいけば脱稿はできるかと思いますが、問題は質です。

書くことは誰にでもできるのです。それこそ僕と相方は高校生の時点で、きちんと短編を書いていましたし。その短編はこれからの物語のプロローグやら、閑話などではない、きちんとした終わりのある一話完結の物語でした。

ただし、お互いに質については目を瞑らないといけないでしょう。処女作なのですから当たり前ですね。

では、今回書いている作品は面白いのか否か。

書き始めは誰だってその作品の面白さに関しては疑いはないと思うのです。面白くなければ書こうとは思わないでしょうからね。

もちろんその例に自分も漏れることなく、この作品は面白いと思って書き始めました。

ならば今はどうか?

どうでしょう。

自分という(作家という)最小公倍数と読者という最大公約数は違うものです。

自分の場合は編集者という最小公倍数に見せるのですが、彼は最大公約数の目線を持っています(そう仮定しないと話が進みません。むろん、その個人の目に叶わなっただけで、他社ベストセラーになった物も多々あります。編集者もサラリーマンですし、人間なのでそこは攻める所ではありません)。ならば彼の目に留まるものなのか。

答えは、分かりません。

前回は目に留まりはしました。

ただし、結果がついていかなかった。

ならば今回は?

人の目を気にして作品を書く。これは当たり前なのですが、当たり前になるまでは途方もない執筆量がいります。自分の好きなように書いてはいけないのです。人に見せるために書いているのですから。

ただし、自分が面白いと自信を持てない作品は、いくらそれができていたとても魅力的にならないでしょう。きっと作者が書くことに苦痛を覚えるような作品は、それが作中ににじみ出てしまうのだと思います。

ならば今回は?

どちらもできているでしょうか?

それは、自分だけが知っています。

どれだけ隠そうとしても、隠すことができないのです。

ならば今回は?

――疑心暗鬼になっているのかもしれません。     ただ私はこの作品群を愛しています。



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